クライム(犯罪) 海外ドラマ

悲哀に満ちた人生から目が離せない!『ベター・コール・ソウル』シーズン1(エピソード1-4)

投稿日:2018年12月12日 更新日:

先日『ブレイキング・バッド』を観終わったので、念願のスピンオフ作品『ベター・コール・ソウル』に突入です。

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本家が完結しても、スピンオフがある幸せ。(ジーン)

さて、『ベター・コール・ソウル』は、ブレイキング・バッドでウォルターたちと組むことになった弁護士ソウル・グッドマンが主役。『ブレイキング・バッド』より前、ソウルが駆け出しの弁護士ジミー・マッギル(ソウルの本名!)だった頃から物語が始まります。『ブレイキング・バッド』では、「調子が良くて、ずる賢い小悪党」というイメージだったソウル。

このドラマでは、無名の弁護士ジミー・マッギルが、裏社会とのパイプ役ソウル・グッドマンになっていく過程が描かれます。

現在私は、シーズン1全10エピソードを観終わったところ。『ブレイキング・バッド』に出てきたトゥコ(『タイッ!タイッ!タイッ!Yeah!』)も登場したし、マイクもレギュラー出演しています。

『ベター・コール・ソウル』は正直言って地味

シーズン1の時点ではかなり地味なドラマという印象。『ブレイキング・バッド』ほどのインパクトはないし、ぶっ飛んだキャラは出てこないし。

にも関わらず、ジミーの悲哀に満ちた人生から目が離せなくなってくるから不思議。

『ベター・コール・ソウル』はいわゆるslow burnerなドラマ。火がつきづらくてしけってるのかなと思ってしばらく放っておいたら、徐々に煙が出てきて、いつの間にかパチパチと火がはぜっているような。

『ブレイキング・バッド』とはまた違う味わい深さがあるんですよね。じわじわと心に沁みてくる良さがあります。

『ブレイキング・バッド』のときの軽薄なソウルを知っているとなおさら。ソウルのメンタリティーの裏には、きっとジミーが今感じている複雑な気持ちや、報われない思いなんかがあって…そんなことを考え始めると、なんとも言えない思いにとらわれてしまいます。

『ベター・コール・ソウル』シーズン1(エピソード1~5)のあらすじと感想(ネタバレあり)

注意

ここからは、『ブレイキング・バッド』『ベター・コール・ソウル』両作品のネタバレありなので未見の方はご注意ください。

運が良くてもシナボンの店長

エピソード1冒頭はモノクロ映像空始まります。『ブレイキング・バッド』でソウルがそれまでの生活を捨てて逃亡した後のシーンのようです。

映し出されるのは、ショッピングモール内にあるシナボンの店内…ん?シナボン?

言ってた~!ソウルが『ブレイキング・バッド』で逃げるときに言ってた~!「運が良くてもシナモンロール店の店長だ」って~!と一瞬興奮したものの…

…このモノクロで映し出されるソウルの現在の暮らしぶりを観ていると気が滅入るのなんの。

陰気な表情で淡々とシナモンロールを作り、店を閉め、誰もいない家に帰り、自分の昔のCMを録画したビデオ(「Better call Saul!(ソウルに電話しよう!)」)を観るソウル。

モノクロ映像っていうのもあって、とにかく物悲しい雰囲気のまま、エピソード1本編が始まるんです。

駆け出しの弁護士ジミー・マッギル

仕事に恵まれない弁護士のジミー・マッギルは、報酬の低い国選弁護士などを引き受けることでなんとか食いつないでいた。自身の事務所は、ネイルサロン内の狭い一室(ウォルターに買わせようとしてましたね)。

兄のチャックは法律事務所のHHMをパートナーと開業したやり手の弁護士でしたが、自称・電磁波過敏症となり、今は家に閉じこもっています。ジミーは外に出られないチャックのために、食料や新聞を届けるなど、面倒を見ています。

いい年こいて詐欺で生計を立てていたジミーが弁護士になったのは、チャックが自分を救ってくれたことがきっかけ。チャックとの関係は、良い意味でも悪い意味でも、ジミーの人生に大きな影響を与えているということが徐々に分かってきます。

ビジネスチャンスを探すも…

大きな案件を得るために、横領事件の被疑者ケトルマン夫妻に弁護の申し出をするも、断られてしまうジミー。ケトルマン夫妻はHHMに弁護を依頼していました。彼らの担当弁護士になったのは、ジミーの友人でもあるキム。案件を取られて悔しがるジミーの元に、ある依頼人が尋ねてきます。

キムとジミーは、友情ともそれ以上ともとれる関係なんですよね。キムがタバコを吸っていると、ジミーがそのタバコをひょいっと奪い、一口吸って返す、っていうやり取りをお約束のように毎回やるんですけどね。ちょっとキュンとしてしまう自分がいますよ。ジミーなのに。

厄介事に巻き込まれるジミー

ジミーの元を訪れたのは、トゥコの部下のナチョ。以前トゥコと揉め事があったときに、トゥコをいさめてくれたのが彼。ケトルマン宅に押し入って、お金を奪う計画に協力しないか、と持ちかけられるジミー。断ったものの、ケトルマン一家が心配になり、ジミーは彼らにこっそりと警告します。

『ブレイキング・バッド』では、もうそういうジミーの善良な部分が見られなくなると思うと切ないよなぁ。このときはまだ、人に危害が加わえられるのを黙って見ているようなことはしないんだもんね。

横領事件の行方

翌日、ナチョの弁護士として警察に呼び出されるジミー。ケトルマン一家が行方不明になり、家の周りをウロついていたナチョが容疑者として事情聴取されることになったのです。

ナチョと話し、ケトルマン一家は誘拐されたのではなく、自分の警告を聞いた彼ら(多分、妻)の逃亡だということに思いつくジミー。裁判所の駐車場係をしていた元刑事のマイクと話し、ジミーはさらに確信を強めます。

マイクきた!!この裁判所には駐車料金がタダになるシールがあって、多分、裁判所の関係者がもらえるんですよ。ジミーは毎回、シールが数枚足りないのをマイクに指摘されます。

あんなにしょっちゅう通ってるのに、必要枚数もらえないんだろうか…。ふ、不憫…。

ジミーは毎回「見逃してくれよ」ってお願いしたり、「こんなのおかしい!」って騒いだりするんだけど、マイクも絶対譲らないんですよね。我らがマイク!

容疑を晴らさなければ報復する、とジミーに脅しをかけるナチョ。ジミーはケトルマン一家を必死に探します。マイクの推察通り、ジミーは家の裏庭に隠れていた彼らを見つけます。

彼ら(主に妻)はジミーに横領金の一部を渡し、金を隠していることを秘密にしてほしいと言います。ジミーは躊躇しながらも、結局お金を受け取ってしまいます。

シーズン1後半(エピソード5~10)は…

と、ここまでが『ベター・コール・ソウル』シーズン1前半。ジミーを取り巻く環境がだいぶわかってきたところですかね。

シーズン1後半は、マイクの過去も分かってきたり、チャックとの関係にも変化が…。少しずつストーリーが加速していきますね!

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