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張り詰めた緊張感が途切れない!海外サスペンスドラマ『ボディーガード-守るべきもの-』を観た感想

投稿日:2018年10月29日 更新日:

週末、BBC制作『ボディーガード-守るべきもの-』の全エピソードをNetflixで観終わりました。

「守る相手が女性だと、やっぱりそういう展開になるのね。ふむふむ。」なんて思いながら観ていたら、3話目からの怒涛の展開に度肝を抜かれました。そうくるか〜!!

これは一筋縄ではいかないやつだ…。あの人が…早々にあんなことに…!

と、予想外のプロットと凄まじい緊張感にやられたドラマでした。

『ボディーガード-守るべきもの-』あらすじ・キャスト

あらすじ

テロ攻撃を阻止した功績を評価され、女性閣僚の警護を任命された退役軍人の警察官。だが、守るべきその要人は、彼が抱いている葛藤を生み出す政策の推進者だった。-Netflixより

BBCで制作され、現地イギリスでの評判の高かった『ボディーガード-守るべきもの-』は、1話が大体一時間で、全6話。無駄なストーリーがなく、中だるみすることのない、ベストな話数でした。

キャストの紹介

デイビッド・バッド(リチャード・マッデン)

photo:BBC

アフガニスタンで従軍していたロンドン警視庁の巡査部長。PTSDを患うも、職場では隠している。子供が二人いるが、妻のベッキーとは別居中。GOTでロブ・スタークを演じていました。端正な顔にたくましい体。…私も守られたいです。

ジュリア・モンタギュー(キーリー・ホーズ)

photo:BBC

内務大臣。テロ対策として国民の監視を合法化する法案を推進しているが、そのせいで命を狙われることになる。演じるキーリー・ホーズは『MI-5 英国機密諜報部』でゾーイを演じていました。

アン・サンプソン(ジーナ・マッキー)

photo:BBC

警視庁のテロ対策部長。どこかで見たことがある顔…と思ってたら、マイケル・ウィンターボトム監督の映画「ひかりのまち」のナディアでした!!(この映画、好きだったな~。懐かしくてキャストをよく見てみたら、三姉妹の長女がパリポタの嘆きのマートル…!)


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『ボディーガード-守るべきもの-』を全話観た感想(ネタバレなし)

デイビッドは善良な人…なんだよね?

デイビッドが子供とともに電車に乗っているシーンからドラマは幕を開けます。乗務員の態度から、電車で何か異変が起こっていることに気がつくディビッド。電車内に爆弾が仕掛けられたことを知ります。

デイビッドは犯人の女性ナディアを説得して、爆発を防ぐことに成功。この一件が評価され、デイビッドは女性閣僚ジュリア・モンタギューのボディーガードの任に就くことになります。

ジュリアはテロ防止のため、イギリス国民のプライバシーの監視を合法化する法案を推し進めている内務大臣。この法案には国民からの反発も強く、さらにデイビッドが防いだ爆破テロの余波もあり、ジュリアにボディーガードが付くことになったのです。

しかしジュリアは、デイビッドがPTSDを患う原因となった、アフガン戦争への海外派兵の推進者でもありました。デイビッドは複雑な心中でジュリアの警護にあたります。

photo:BBC

デイビッドって、ときたま怪しい挙動や表情を見せるんですよ。ミステリー小説で言う所の、「信頼できない語り手」なのでは?なんて思ってました。

実はジュリアの暗殺計画やテロ計画に加担しているとか、何か裏がありそうな雰囲気がぷんぷん。「何なの?何を企んでるの?」って感じで、ここらへんの演出に踊らされた人たちも結構いるんじゃないかな。(…そして結末まで見て、ずっこけたのも私だけじゃないはず…)

いっそ爽快なほど、絶望的な展開

後半、デイビッドに致命的なピンチが訪れるんですが、そのピンチがえげつなくて。警察の同僚たちも、全くデイビッドのこと信じてないんだよね。…どれだけ信用されてない人なの、デイビッドって。こういう展開のときって、同僚の誰かが信じてくれて、密かに主人公を助けようとする、みたいになるじゃないですか。

今回、一切なかったから逆に爽快。

そんな爽快なほど絶望的な展開の緊張感ったらないですよ。一か八の賭けに出ざるを得ないディビッド。そしてそこから始まる、まさかのラスト20分前の逆転劇。(そしてラスト10分前に最後の謎が明かされるけど、これは蛇足感が…)

本筋とは関係ないけど…私が気になったところ

見覚えのあるあの人に遭遇!

「この人、あのドラマ(映画)に出ているあの人だ!」っていう発見、嬉しいですよね。今回嬉しかったのは、「ひかりのまち」のナディアもそうだけど、何より…

『ユートピア』の黄緑スーツの殺し屋出てるー!!

photo:Channel 4

そう、内務省特別顧問ロブマクドナルド(演:ポール・レディ)です。チョイ役ながらもそこはかとなく醸し出される嫌らしさはさすが。ちなみに『ユートピア』もギリアン・フリンの脚本でAmazonがリメイクするらしいです。楽しみ!


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ドラマ内で頻繁に出ていた「保安部」(保安局)って何?

ロンドン警視庁のアン・サンプソンを前に、ジュリアが「事件の捜査は保安部にやってもらう」ってことをよく言っていますが、一体「保安部」ってどんな組織なんでしょう。調べてみると、ドラマや映画などにもよく登場するイギリスの情報期間「MI5」のことでした。

内務大臣の管轄下にあるが、内務省との組織上のつながりはない。また、司法警察権を有さない純粋の情報機関として設立された経緯から、スパイやテロリストの逮捕は、ロンドン警視庁(スコットランドヤード)が担当する。-wikipediaより

このドラマでいうと、保安局は内務大臣のジュリアの管轄化にあるんですね。そして、ドラマ内でも「テロリストの逮捕は警察が担当する」って何度も言っているのを聞きましたが、情報を集めるのは保安局、逮捕するのは警察、という風に、組織の役割が異なるわけなんですね。なるほど~!

『ボディーガード-守るべきもの-』の感想・最後に

『ボディーガード-守るべきもの-』は、政治的な駆け引きからテロ組織との攻防まで、濃いテーマが詰め込まれているわりにテンポよくストーリーが進んでいきます。そして、ラストまで張り詰めた緊張感が途切れないのですが、それがこのドラマの醍醐味。リチャード・マッデンの魅力も存分に味わえたし、大満足のドラマでしたよ~!

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