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犯罪捜査を軸に繰り広げられる人間ドラマ『メア・オブ・イーストタウン』/残酷なまでに描かれるリアリティーが辛い

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ケイト・ウィンスレットがリアルな中年女性刑事を演じて話題になっているサスペンスドラマ、『メア・オブ・イーストタウン』。U-NEXTで配信が始まったので観てみました。

現地ではSNS上で犯人推理合戦が盛り上がっていたようだけど、私はそれより、主人公メアの生き方や、彼女を取り巻く人間模様がどうなっていくかを追いかける方が面白かったかも。

HBO MAX製作の『メア・オブ・イーストタウン』は今年度のエミー賞16部門にノミネート。現地では、最終回配信日にHBOmaxのサーバーがアクセス集中のためダウンするほど、視聴者が熱狂的な盛り上がりを見せていたようです。

『メア・オブ・イーストタウン』あらすじ

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『メア・オブ・イーストタウン』の舞台は、アメリカペンシルヴァニア州にある片田舎の町、イーストタウン。

イーストタウンは、誰もが顔見知り、というくらい小さな町。

イーストタウンの刑事、メア・シーアン(ケイト・ウィンスレット)は、反りの合わない母親と娘、孫の4人で暮らしていて、別れた夫はメアの家の裏に、新しい妻との居を構えている。

ある日、河原に横たえられた少女の遺体が発見され、郡から派遣された刑事とメアが事件の捜査に当たることになる。

町では以前にも同年代の少女失踪事件が起こっており、その関連性が疑われた。

事件関係者のほとんどが顔見知りという状況で、捜査を進めていくメアたち。

少女を取り巻く住民たちの思惑が錯綜する中、メアたちの捜査は意外な結末へと導かれていく。

中年女性の等身大のリアリティーが痛い

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ドラマが始まってまず度肝を抜かれたのがケイト・ウィンスレットの見事な化けっぷり。

人生に倦んで、出涸らしのようになった中年刑事メアがすごくリアル。

中年体型を美化することなく映したい、ということで、ケイト・ウィンスレットがベッドシーンで映るたるんだ体の加工を拒否したことがメディアで取り上げられてましたね。

そのシーンは第一話で早速出てきます。段々になったお腹がチラッと。

あれ?既視感なんですけど。こんなボディー、毎日見てる気がするんですけど。主にお風呂場で。

見始めてすぐに、その残酷なまでのリアリティーに食傷気味になっちゃいました。

枯れた容貌、母や娘とのこじれた関係性、自分を煙たがる友人たち、しがらみたっぷりで息苦しい町。

もう、見ていて本当にいたたまれなかったですよ。いやぁ、中年女性としての等身大なリアリティーを突きつけられるのが辛かった。

(唯一、劇中のロマンスはリアリティーがなかったよね。)

最大の見どころは人間ドラマ

見始めてしばらくの間はすんなりドラマにハマれなかったものの、メアの家族への思い、向き合うことを拒否していた彼女のトラウマが見えてくるにしたがって、どんどん物語に引き込まれていきました。

仕掛けられたミスリードのオンパレードがちょっと鼻につく部分もあって、サスペンスやミステリーとしては特筆すべき点は少ないかな、と、個人的には思いました。

けれど、トラウマに向き合おうとする女性を描いたドラマとして、とても素晴らしかった。

メアが経験した過去の出来事が少しづつ明らかにされていき、粗野で無神経な人物のように描かれていたメアに対する見方が変わっていく。そこがこのドラマの醍醐味なんだと思います。

2021年度エミー賞をとって欲しいのはこの人!

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主演のケイト・ウィンスレットはもちろん素晴らしかったんだけど、印象的だったのがメアの母親ヘレンを演じたジーン・スマート。

『ウォッチメン』のときはセクシーな捜査官を演じていたジーンだけど、今回はちょっととぼけたおばあちゃんを感情豊かに演じている。彼女のコミカルな演技も面白いけれど、暴走するメアを厳しく諭したり、メアを救いたい一心で感情的になるシーンにはグッときてしまう。

今年度のエミー賞でも、『ウォッチメン』同様、助演女優賞にノミネートされているジーン・スマート。今度こそは受賞して欲しい!

『メア・オブ・イーストタウン』はどこで配信されている?

『メア・オブ・イーストタウン』はU-NEXTで配信されています(2021年9月現在)。

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