ミステリー/サスペンス映画

小学生の娘が大絶賛。甘酸っぱく爽やかな青春ミステリー冒険譚・映画『エノーラ・ホームズの事件簿』

暇さえあればtiktokやYouTubeを観て、switchばかりやっている小学生の娘。興味の幅が随分ズレてきた私たち親子ですが、だからこそ一緒に楽しめるコンテンツはすごく貴重。

「ミステリー好き」という部分がギリギリ被る私たちですが、娘が好きなのは"ライトで癖のある探偵物"。だから、シリアス過ぎてもダメだし、(教育的にも、)殺害方法が残酷なのもダメ、男女の愛憎がこじれちゃっているのもダメなんですね。

そんなわけで二人の折り合いがつくコンテンツは限られているのですが、最近のヒットはNetflixで配信されている映画『エノーラ・ホームズの事件簿』でした。

シャーロック・ホームズの妹が活躍する、甘酸っぱく爽やかな青春ミステリー冒険譚です。小学校高学年くらいの年のお子さんなら、きっと面白く観られるんじゃないかな。

『エノーラ・ホームズの事件簿』キャスト

〇エノーラ・ホームズ(ミリー・ボビー・ブラウン)

ホームズ兄弟の妹。母親と二人きりで暮らしていた。

〇シャーロック・ホームズ(ヘンリー・カヴィル)

言わずとしれた名探偵。

〇マイクロフト・ホームズ(サム・クラフリン)

ホームズ家の長男。

〇ユードリア・ホームズ(ヘレナ・ボナムカーター)

ホームズ兄妹の母親。エノーラの16歳の誕生日に失踪する。

〇テュークスベリー侯爵(ルイス・パートリッジ)

ロンドン行の列車の中でエノーラと出会う。

『エノーラ・ホームズの事件簿』あらすじ

『ストレンジャー・シングス』のミリー・ボビー・ブラウンが主演。原作はナンシー・スプリンガーの小説シリーズです。


こちらは日本語翻訳版。ティーン向けということでね、絵柄がね…


BBC『シャーロック』の最新シリーズでも、ホームズ兄弟の妹が登場してましたね。あちらはかなり厄介な妹でしたが、ボビー演じるエノーラ・ホームズはお手本のようなヒロインタイプです。

シャーロック、マイクロフトの年の離れた妹、エノーラ・ホームズは、母親と二人っきりで暮らしていました。

科学や数学、文学などの知識、格闘技、スポーツなど、当時の女性が学ぶべきとされていたこと以外のすべてを母親から学んできたエノーラ。刺激的で自由な母親との暮らしがいつまでも続くものと思っていましたが、そんな日常はある日あっけなくなく途切れてしまいます。

エノーラが16歳になった日の朝、目を覚ますと母親が消えていたのです。エノーラに残されていたのは母親からの誕生日プレゼント。それは母親が手作りした花言葉のカードでした。

母親を探してもらおうとエノーラは兄たちを呼び寄せます。しかし、あくまでも冷静なシャーロックや冷たいマイクロフトの態度に落胆したエノーラは、自分で探すことを決意。

花言葉のカードに隠された手がかりに気が付いたエノーラは、母親がロンドンに向かったのではないかと推測します。

ロンドンへ向かう列車の中で、"テュークスベリー侯爵"という少年と出会ったエノーラ。テュークスベリー侯爵は家族のもとから逃げ出してきたと言います。エノーラは彼を付け狙う男の存在に気が付き、男を撃退します。二人はロンドンまで行動を共にすることに。

”自分のやるべきことを男に邪魔されてはいけない”という母親の言いつけを守り、ロンドンに着くとテュークスベリー侯爵と別れたエノーラ。エノーラは母親の痕跡を辿っていきます。核心に近づくエノーラでしたが…

『エノーラ・ホームズの事件簿』感想

予想以上にローティーン向けな内容で、親子で観るのが目的だった私たちにはピッタリな映画でした。娘、大絶賛だったんですよ。筋書はわかりやすいし、エノーラは等身大の魅力があって、程よいサスペンス感があるのがいいんでしょうね。

さらに、エノーラとテュークスベリー侯爵の淡い恋心がますますストーリーを盛り上げるんですよ。テュークスベリー侯爵がエノーラをピンチから助け出すシーンがあるんですが、うちの娘は興奮して叫んでました。

"女性の自立"というのが一つのテーマになっている本作。一人で行動を起こすエノーラのたくましさと、母親を思う健気さに心を打たれます。

エノーラは母親から言われたことをよく覚えていて、それを行動指針にしているんですね。例えば、そのまま逃げきることができるのに、「難しい選択肢をとるべきときがある」という母親の言葉を思い出し、危険な局面に自ら立ち向かうとか。

自分の教えが子供の生きる術になるなんて、親として本望だよね。私なんてせいぜい、「濡れたままだと髪の毛が痛むから乾かしてから寝ようね」くらいのことしか娘に教えられてないよ。いつか私も娘の心に刻み込まれるような名言を言ってみたいものです。

「シャーロック・ホームズ」のオマージュ、パスティーシュ作品のおすすめ

これまで幾度となく映像化され、オマージュ作品が発表されているシャーロック・ホームズシリーズ。

『エノーラ・ホームズの冒険』は小学校高学年以上のお子さんにお勧めの映画ですが、大人におススメするならこちらのシャーロック・ホームズ。

ドラマでは、シャーロックの奇人ぶりがさく裂しているBBC『シャーロック』や、ワトソンが女性で、かつ、アメリカが舞台という画期的な『エレメンタリー』がおすすめ。



パスティーシュ小説では、コナン・ドイル財団が初めて公式に認定した「シャーロック・ホームズ」シリーズの続編『絹の家』(アンソニー・ホロヴィッツ)が有名です。


アンソニー・ホロヴィッツはU-NEXTで配信されている、MI6の少年工作員アレックス・ライダーの活躍を描くドラマ『アレックス・ライダー』の原作者でもあります。

ゲーム好きの方にはぜひこちらもおすすめしたい!DSの推理ゲーム・逆転裁判シリーズ「大逆転裁判 成歩堂龍之介の冒険」にもイケメンすぎるシャーロックと幼女版ワトソンが(ついでにロンドン留学中の夏目漱石も)登場。ミステリー好きなら、逆転裁判はけっこうハマるはず!


また娘と一緒に楽しめる作品に出会えるといいな。

関連キーワード

-ミステリー/サスペンス映画
-

© 2021 ミステリープール