ミステリー/サスペンス映画

静かに高まる緊張感にゾクっとする!スペインミステリー映画『インビジブル・ゲスト』

投稿日:2018年5月18日 更新日:

前回スペインミステリー映画『ロストボディ』を紹介しましたが、『ロスト・ボディ』が気に入ったら『インビジブル・ゲスト』も気にいるかも!ということで、今日も引き続きスペインミステリーの紹介と感想をお届けします。※ネタばれなし

『ロスト・ボディ』についてはこちらの記事で紹介しています↓



『インビジブル・ゲスト-悪魔の証明-』(スペイン/2017)

出演: マリオ・カサス、アナ・ワヘネル、ホセ・コロナド
監督: オリオル・パウロ
<あらすじ>密室で起こった不倫相手の殺人で起訴されたドリアのマンションに、敏腕弁護人が訪ねて来る。審理が始まる3時間後までにその容疑を晴らさなければならない。ドリアと弁護人は、事件の再検証を開始する。

主人公の回想で真相が徐々に明らかになっていく。

雪深いホテルの一室で、殺人事件が起こります。部屋はすべての鍵が閉まっていて、同室にいたのは、殺された女性、ローラと、頭から血を流し気を失っていた不倫相手のドリアだけ。ドリアは一時警察に捕まりますが、証拠不十分で解放されます。しかし、状況から見て、犯人はドリアとしか思えない。3時間後に迫る裁判を前に、ドリアは懇意にしている弁護士から、腕利きの弁護士を紹介されます。

物語は、主人公のドリアが住む高級マンションの一室で進みます。「裁判で勝つためには隠し事なしですべてを話してもらわないといけない」と、弁護士に促されるような形でドリアは事件にまつわる回想を始めます。そして、ドリアの話が進んで行くにつれ、真犯人の姿が浮かび上がってくるのですが…。一体、どうやって密室の中犯行が行えたのか、どうして二人が狙われたのか。謎を解く鍵は、ドリアとローラが隠していたある事実にあったのです。

敏腕弁護士と主人公のやりとりにゾクっとさせられる。

冷酷にも見える弁護士と、少しづつ事件の背景を語り始めるドリアによる真相究明。どんどん表面化していく事件の背後にあるもの。ゾクっとするような展開でした。ただ、個人的にはもう一山ほしかったかな。演出がおとなしいんですね、きっと。でもこれは趣味嗜好の問題なので、静かに緊張感が漂うようなミステリー映画が好きならおすすめですよ。

『ロスト・ボディ』のオリオル・パウロが監督・脚本を手がける。

『インビジブル・ゲスト」は、『ロスト・ボディ』のオリオル・パウロが監督・脚本を手掛けていて、ロストボディに警部役で出演していたホセ・コロナドが、被害者の父親役で出ています。彼は、『悪人に平穏なし』で落ちぶれた元敏腕捜査官を演じ、2012年にゴヤ賞(スペインのアカデミー賞)で主演男優賞を受賞したベテラン俳優。それにしてもこの人、眉間に力の入った怖い顔がデフォルトだから、優しい表情をしていると誰だかわかりませんでしたよ。

決して派手ではないけれど、よく練られたストーリーとベテラン俳優の鬼気迫る演技にゾクリとさせられるスペインミステリー映画『インビジブル・ゲスト』。よかったら観てみてください!

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